【ポルポト大虐殺】トゥールスレン虐殺博物館・キリングフィールドにいってきたよ

カンボジアのプノンペンにある
Tuol Sleng Genocide Museumと
プノンペン郊外にある
Killing Fieldに足を運んできました

英語をたしなんでいる人は場所の名前だけでなんとなくわかると思いますが

カンボジアでは過去にといってもそんなに昔ではなくついちょっと前くらいに
国民の大虐殺が行われました

めっちゃ昔に、神様への供物だとか、悪霊を鎮めるためだとかじゃなくて
人間が私欲のために別の人間を大量に殺害した事件です

ぼくはそんな痛ましい事件が形跡が残されているところにいってきたので

書けるだけ正直に書きたいと思います

むごい、ショッキングな話もするのでそういうのが苦手な方にはおすすめできません

 

カンボジア大虐殺とは

 

ある一人のカンボジア人、「ポルポト」が共産主義社会をつくろうと
200~300万人の国民を虐殺したという痛ましいカンボジアの歴史です

1976年5月13日に、ポル・ポトは民主カンプチア(カンボジアの前の名称)の首相に正式に就任し、地方で大粛清を始め、徹底的な国家の改造を行った。
ポル・ポトが目指したのは中華人民共和国の毛沢東主義を基盤にした「原始共産主義社会」であり、資本主義の要素を全て否定することであった。また、カンボジア仏教からも自我の否定、戒律、転生などいくつかの観念が援用されていた。

トゥール・スレン虐殺博物館

 

トゥールスレンはカンボジアの人々がクメールルージュ(ポルポト達の組織)に拷問を受けた約200カ所にわたる収容所網の極秘センターでした
12000~20000人の人々が収容され、生存者はわずか12人です

学校を独房、収容所として使う

写真のような建物が二つ三つあり、その建物内の教室が拷問部屋だったり、独房の役目を果たしていました
それぞれの窓には鉄格子が設置され、誰も逃げ出すことができない環境だったようです

この写真の建物はA棟で主に拷問部屋として使われていました
教室の真ん中には一つの鉄のベッドが置いてあり、鎖や手錠もありました
壁には実際の写真として、ひとりの人間が無残にベッドに倒れている姿が貼られていました

その隣のB棟は独房で、教室の真ん中に一本の廊下をつくりその左右にレンガとコンクリートで仕切られた独房が作られていました
それぞれの独房には鉄の四角い入れ物があって、そこに排泄をしていたようです

もちろん言うまでもありませんが、人が暮らすようなところではありません

外には学校にあるような普通の鉄棒の横に
人の頭が簡単に入りきるくらい大きなツボと、大きな大きな高い木製の鉄棒の形をしたものがありました
それは人をそこでつるし上げ苦しませて、意識を失ったら排せつ物のたまったツボに顔を押し込むという拷問装置でした

普通の鉄棒の横に拷問装置が置いてあるので異常な光景でした

また学校の周りの塀にはびっしりと有刺鉄線が張り巡らされ誰も逃げられない環境になっています

キリングフィールド

 

トゥールスレンに付属する刑場として作られた場所がキリングフィールドです
キリングフィールドはカンボジア各地に存在し、最も有名なところが僕の行ったプノンペンのキリングフィールドです

キリングフィールドは現在、建物などはほとんど残っていませんが
地中からは人間の骨や衣服などがまだでてくるそうです

大量に人間の遺体がでてきた墓や、本物の衣服、の骨などを見てきてました

 

この写真は450人が埋められていたという埋葬地です
昼夜を通して、主にカンボジア人がここで無残に殺され、投げ捨てられていました

 

この写真は土中からでてきた殺された人たちの衣服です
サンダルなども交じっており、日々の生活から一転して地獄に変わってしまったことがわかります

 

 

この写真は当時の木と同じものです
一体どんな木なのかというと

 

 

赤ん坊を殺すための木でした

 

当時は銃弾が高すぎるため、人を様々な鋭利なもので殺害していました
大人や成長した子供たちはほとんど鋭利な刃物でむごい殺され方をしたそうです

ですが、まだ歩くこともできない乳幼児は両足を持たれて、頭部をこの樹木の幹にたたきつけられて殺されたそうです
今現在は樹木に悲しみをこめてミサンガなどがささげられていますが
発見当初は血や髪の毛や脳みそが大量に付着していたそうです

 

これは土中からでてきた人々の骨や歯です

これだけではなく僕が歩いていたキリングフィールド内の土にも何本か骨がありました
ほんとうに過去、ここで人々が大量に殺害されていたのだと身をもって体感しました

 

この樹木は人を殺すための樹木ではありません
この樹木に大きなラジカセをつるし、大音量でカンボジアの音楽を流していたそうです
それはこれから殺害される人々の気持ちを高めるためだったのか
せめてもの娯楽だったのか
殺害される人々の断末魔をかき消すための音楽だったのか
真偽はわかりません

 

最後のこの写真は慰霊碑です
中にはここで殺害された人々の頭蓋骨が丁寧に保管されています
年齢ごとに区別されており、20歳以下から60歳以上まで丁寧に保管されています
中に入ることもでき、献花することも可能です

 

 

頭が理解できなかった

 

ここにいったら僕はきっと非常につらい気持ちになるだろうとおもっていましたが
実際は頭の理解が追いつきませんでした

 

ここで~のような虐殺があったんだ、ここで人が埋められていたんだ
そう突然言われて、非常にショックだ、悲しいと思えるほど僕の頭は準備万端ではありませんでした

正直ずっとぼーっとしていました

ですがどこか上の空でなにも考えることができなかったのもまた事実です
きっと体や心自身が無意識にこのキリングフィールドから重たいものを感じ取っていたのでしょう

 

 

ぼくは本当に平和ボケしている

 

今回、ぼくが思った以上に悲しみを感じることができなかったのは
ぼくが今回のむごい過去を知っても、それは自分に起きるはずがない、自分とは無関係なものであると
平和ボケをしていたからなんだと思います

もともとそういった同情のできない冷酷な人間なんだとも思いますが笑

けどオーディオガイドの最後に

「このことはカンボジアだけではない、ドイツなど他国でも過去に起きている。これからこの先起こらないとも限らない。次はわたしたちの日本でも起きるかもしれないんです」

という音声が流れてハッとしました

じぶんは本当に幸運なんだ

ただノウノウと生きているのではもったいない
彼らが本気で生きたかった日々をもっと大切に生きなければならないんだ

 

 

凄惨な記憶の保管者になる

 

 

トゥールスレンもキリングフィールドも見ずに知らずに生きていくことはもちろんできます
ただ同じ人間がこんなにもむごい死に方をした

その悲しい事実を同じ人間として知り、受け止めるべきではあると僕は思います

この事実を知ってしまったぼくは
ショックな感情などはおそらくすぐ忘れてしまうと思います

ですが、この事件の事実だけは心にしっかり残しておこうと思います

 

 

観光情報

 

トゥールスレン虐殺博物館

プノンペン市内からなら大体トゥクトゥクで1~5ドルで行けるとおもいます
入場料は大人8ドル(オーディオガイドがいらなければ3ドル)

キリングフィールド

プノンペン郊外
トゥクトゥクで20~50分くらいかかる
入場料は大人6ドル

 

 

おわりに

今回はじめてある場所を記事にしてみました
とても難しいです

みなさんにはもっとこの二つの場所を知ってもらいたくて
はじめはたくさん写真をとってわかりやすい記事を書こうと意気込んでいたのですが

写真を撮ることを忘れてしまうほどのショックは受けていました

カンボジア、プノンペンにくる際はぜひ立ち寄ってみてください

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