【レビュー】史上最強の哲学入門!哲学の世界に足を踏み入れるには最良の一冊!!【大学生におすすめ】

みなさん、刃牙って漫画知ってますか?
超簡単にいうと、史上最強の生物を決める漫画です。史上最強生物といわれている親を持つ範馬刃牙という高校生が主人公で、様々な武術・拳法・格闘技の達人たちと闘っていくバトル漫画です。
 
 
今回ぼくが紹介する本は、史上最強の哲学者を決めるというテーマで書かれている
「史上最強の哲学入門」です。今回もこの前買ったkindleで読んじゃいました。
 
kindleは文庫で買うより少し安いので本をたくさん買う人はぜひ、購入しちゃいましょう。今回のような哲学書とかは単語検索機能があると非常に役立ちます。
 
 
 

史上最強の哲学入門の概要

 
作者は飲茶(やむちゃ)さん。哲学や科学、数学などの学問をわかりやすく解説する本を書いているらしい。
熱烈なグラップラー刃牙のファンであり、今回紹介する「史上最強の哲学入門」の表紙に漫画家の板垣恵介のデザインを使っている。
 
この本はそのまんま、これまでこの世にいた哲学者をひたすら紹介していく。哲学に弱い強いはないので、史上最強の哲学者を決めることはできないが、一人の哲学者が発表した考えを次の哲学者が否定したり、己の哲学を戦わせている感じはある。
 
 
いきなりまえがきで、「史上最高の真理を知りたいか!」「哲学者入場!」とかはじまります。
 
 
「神殺しは生きていた!さらなる研鑽を積み人間狂気が蘇った!超人!ニーチェ!」
「哲学者こそが地上最高の代名詞だ!まさかこの男が来てくれるとはっ!!哲人王プラトン!」
 
哲学っておかたいイメージがあったので、こんな議論をバトルするっていう切り口はとてもとっつきやすい。
 
個人的にめちゃくちゃ読みやすい。難しい専門用語がでてきてもその言葉の説明から入るので、ブレーキかかることもない。ボリュームも普通なので、一週間もかからず読み切れるはず!
 
哲学の読み方、勉強の仕方とかは一切載っていないので、哲学を学ぼうって決意した人とかよりかは、哲学にちょっと興味があるなぁぐらいの人におすすめ。
おもしろい!って思った哲学者がいれば、その人の書いた本を読んでみるってのがいいと思う。
 
 
ちなみに本作は
  • 第一ラウンド 真理の「真理」
  • 第二ラウンド 国家の「真理」
  • 第三ラウンド 神様の「真理」
  • 第四ラウンド 国家の「真理」
という四つのテーマで哲学者をくくり、それぞれのフィールドで哲学者を紹介していく流れ。
 

史上最強の哲学入門のここが面白い!

 

一番面白いのは、ある哲学者がこれだ!と生涯をかけて考えついた哲学を次の世代の哲学者が「いやいや、それは違うでしょ、こうでしょ!」と新しい哲学を生み出す流れがわかることだろう。全く哲学を知らない人が読むと、「なーるほど!」と思った哲学者の考えが、次のページで否定されてて自分も悲しくなったりする笑。だから、おもしろい。
 
 
 
登場する哲学者全員の著作を読むと、心が折れますがそれぞれの超簡単な要旨は本作でわかるけれど、彼ら全員が生み出した真理のすべてが僕たち凡人には思いつかない考えばかりなので、どれも読んでいておもしろい。
 
 
 
 
僕が個人的に気に入っているところをご紹介
第一ラウンドの真理の「真理」について考え抜いた哲学者からは
 
悩み多き実存主義の祖「キルケゴール!!!」
 
 
 
第一ラウンドは究極の真理、この世の答えってなに?って事をみんなで考えまくります。それで、色々な考え方がでてきてキルケゴールはヘーゲルって人の真理に対する哲学を否定して登場してきます。彼は、「個人がそのために死ねるもの。それこそが真理だ。」と説きます。人類にとってとか、いついかなる時も成り立つ普遍的なとかはどうでもよくて、いまこの現実を生きている個人が真に納得できるものそれを得るためには死んでも構わないと思えるもの。そういうものこそが真理だと彼は説きます。
 
 
 
人類は議論を戦わせ続けることによって究極の真理に到達するんだといっているヘーゲルに、「うるせぇ!そんないつかもわからない未来の話なんかどうでもいい‼今を生きているおれらには関係ない!」と非難したのがキルケゴール。僕的にはキルケゴールに非常に共感しました笑。真理とかは嫌いじゃないけど、自分の人生に命捧げようぜ!みたいな。キルケゴールいいなぁって思っていたんですが、
 
そんな僕の前にヘーゲルとキルケゴールの対立をぶち壊す考えを持った男が現れるのです、、、、
こういういいなぁって思った考えを説いた哲学者が次のページで倒されちゃうのは、めっちゃおもしろいです。誰がキルケゴールぶっ倒したのかは、本の中で!
 
 
 
 
次は第三ラウンド神様の「真理」から
神を愛した狂気の超人「ニーチェ!!!」
第三ラウンドは、神様について考えまくります。神様っているのか、神様はなんで救ってくれないのか、神様は一体だれなんだなどなどいろいろみんな考えるんですけど、
 
 
 
ここにニーチェという化け物が登場します。
 
「神は死んだ」
 
って開口一番いう男が現れました。「神への信仰(弱者の恨みが生み出したゆがんだ負の感情)が、人間本来の生を押し殺しているんだ!」
 
 
 
こんだけ、散々神様について考えてきたのに、いきなり神自体を否定するなんて。驚きなんてものじゃありません。周囲の人はいかれていると判断します。けど、その化け物ニーチェの言っていることは筋が通りまくっています。そこにシビれます。周りの皆が疑いもしない当然の事柄に対して疑いの目を向けることが、どんなに難しくて大切なことか。
 

史上最強の哲学入門を読んだら・・・

 

この本で、超ざっくりこれまでの人類の思考の成果がわかりました。技術や実験をしなくても頭ひとつでここまで現代の正解?にたどり着くことができます。僕たちが答えとして教わて来たことは、何年も前の人が命を懸けて議論し続けた結果の上にあるのです。
 
 
それで、一つでもおもしろいこといっているなぁとか興味深いなぁとか、そんな考え方があるのか!ってなったら、ぜひその哲学者の名前+入門 とでも検索してもう一段階深く読みましょう。
 

まとめ

「史上最強の哲学入門」は言葉の通り、史上最強の哲学入門であったといえます。
僕は、「武器になる哲学」や「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか」っていう本で哲学の面白さを知りましたが、この本でも十分というかそれ以上に哲学の面白さを知ることができると思います。この本を読んでみても、全く興味がわかなかったのなら哲学を学ぼうとするのはまた再来年にしましょう。